長楽館徹底解説!
竣工1909(明治42)年円山公園の南に佇む、明治中期‘煙草王’とよばれた村井吉兵衛の迎賓館で伊藤博文により命名されました。当時国内外の賓客を接遇するのに使われ、現在では京都市指定有形文化財に登録されています。本館と隣接する新館からなり、本館にはデザートカフェ長楽館、フレンチレストラン「ル シェーヌ」、ギフトショップである長楽館ブティックが併設されています。新館にあるホテルは全6室のオーベルジュ。宿泊者のみ当時の書斎をバーとして利用可能です。
チェックイン
ホテルの正面入り口は建物の奥側にあり四条通から向かうと少し迷ってしまいました。どこかな?と建物に沿って歩いていると入り口発見、円山公園の入り口と接しています。
建物に入るとギフトショップとカフェがあります。スタッフの方に宿泊である旨を伝えると、ショップとカフェを抜けた奥の部屋に案内されそこでチェックインを済ませます。かつて書斎として使われていた部屋とのことで、暖炉があり何やら高級そうなお酒のボトルが並んでいます。夜は宿泊客限定のバーとして営業されているそうです。
長楽館では、朝食料金は宿泊代に含まれています!
朝食の詳細は記事の下部に書いています。
また、宿泊客は館内のカフェでのソフトドリンクは無料です(食事・アルコールは有料)
1杯1,000円以上する紅茶やコーヒーなどがいただけるので嬉しいですね〜
席確保のため利用する前にはフロントへ連絡が必要です。
ラウンジ紹介
3階には宿泊客だけが利用できるラウンジがあります!長楽館のパティシエ手作りのクッキーなどのお菓子や飲み物も置いてあるとのことで、お部屋の説明を聞いた後真っ先に向かいました。
こちらのラウンジには、ロスチャイルド家の子供がおままごとに使っていたティーセットが飾られていたりティファニーと有名なステンドグラスのメーカーがコラボしたアンティークのランプが現役で使われていたり・・と普段見れないものばかりでした。
奥の棚にはパティシエのスイーツの他にも、漆の入れ物に入った和三盆や百貨店でよく見かける私の大好きなりんごジュース(順造選のもの)が用意されています。6部屋しかないからなのか、ゆっくりお茶していても他の宿泊客の方とバッティングすることはありませんでした。
お部屋全体【パノラマパークビューハリウッドツイン】
今回は円山公園の見渡せるパノラマパークビューのお部屋を予約しました。
大きな窓からは円山公園が一望できます。桜の時期であれば円山公園のシンボル枝垂れ桜が目の前に、また、遠くは平安神宮の大鳥居まで見渡せます。このように京都らしい景色が一望できる立地となっています。他のタイプのお部屋はここまで眺望は良くないので、予約の際はご注意を!
参考にサイプレスビューツインに宿泊した際の写真も載せておきます。こちらは円山公園とは反対の道路に面したお部屋です。街路樹も立派で風情がありますが、窓は小さめでパークビューと比べると落ち着いた印象のお部屋でした。こちらは部屋の中に段差がないため、半バリアフリーのお部屋をリクエストするとこのタイプのお部屋になります。
気を取り直して、客室内の紹介です!冷蔵庫内の飲み物はすべて無料です。長楽館のドリップコーヒーと煎茶や紅茶のティーパックが置かれていました。
サイドテーブルにはショップで販売している焼き菓子を置いてくれています。私は夕食の後に暖炉の前でコーヒーを飲みながらいただきました。
長楽館では暖炉がすべての部屋にあり、19時〜21時の間スタッフの方に頼むと薪を持ってきて火をつけてくれます。暖炉が使えない夏に宿泊するともったいないと思ってしまうほど、素敵なサービスでした。
お風呂・アメニティ
続いてお風呂とアメニティをチェックします。歯ブラシやクシは一人分ずつ巾着に入って置かれていました。巾着にも数種類あるようで、連泊すると新しいものを補充してくれます。それぞれの柄の説明書きまで置かれています。
スキンケアセットは京都ちどりやのものが男女違った内容で用意されていました。
女性用は「ジャパニーズインペリアルローズはまなす」ビューティーセラム・ビューティーオイル・フェイスクリーム・バス&シャワージェルの4点
男性用は「ちどりやオム」バス&シャワージェル・ひのきバーム・ピーチムーン ハーバルフェイスウォーターの3点セットでした。
ちどりやは全製品合成界面活性剤・香料・保存料・着色料・乳化剤・凝固剤・アルコール不使用だそうです。
朝食
ホテルステイの醍醐味朝食に向かいます。会場は1階のアフタヌーンティーなどに利用されているお部屋です。席に着くとまず、スタッフの方が野菜・オレンジ・トマトの3つから好きなジュースを聞きにきてくれます。今回は無難にオレンジジュースを選びました。
一品目の季節のスープは玉ねぎでした。二品目のサラダは京・近江の野菜に「千鳥酢」を使用した長楽館オリジナルドレッシングをかけていただきます。
卵料理はオムレツ・スクランブルエッグ・目玉焼きからオムレツを選びました。朝イチなのにパンが焼き立てじゃなかったのが唯一残念でした・・
デザートに季節のフルーツとヨーグルト、食後の飲み物はコーヒー・紅茶・カフェオレから選べました!
パンが焼き立てではなかったのが少し残念でしたが、、それくらいいっかと思わせてくれる空間でした!
長楽館内カフェ
長楽館本館にはカフェがあり、宿泊客は無料でソフトドリンクがいただけます。
私はこちらのロイヤルミルクティーを注文しました!本来なら1杯1200円ですが、無料です。
牛乳で煮出したミルクティーにシナモンスティックが付いていました。おかわりするぞと意気込んでいたんですが、とても濃厚で1杯でお腹いっぱいになってしまいました。こちらのカフェは空席さえあれば、何回でも利用できるのですが京都観光もしなくちゃいけないし・・ということで我が家は1回しか利用できませんでした。
次は連泊したいけど、1泊10万近くかかりますのでお仕事しっかり頑張ってまたきたいと思います。